
「使わなくなったブランドバッグ、つくばで売りたいけど、どうせなら高く売りたいな…」
「プロの鑑定士って、バッグのどこを見て値段を決めているんだろう?」
といったお悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか?
結論として、ブランドバッグの査定では、プロの鑑定士が市場の需要からバッグの状態、付属品の有無まで、多岐にわたるポイントを総合的にチェックして買取価格を決定しています。
この記事では、ブランドバッグの査定でプロの鑑定士がチェックする7つの重要ポイントについて詳しく解説していきます。ご家庭でできる査定額アップの準備についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ブランドバッグ査定でプロの鑑定士が見る7つのポイント
プロの鑑定士がブランドバッグを査定する際にチェックするポイントは、主に以下の7つです。
- ブランドとモデルの最新市場での需要
- バッグ本体の状態
- 角やフチのスレ具合
- 金具の輝きやファスナーの動作
- 正規品を証明するシリアルナンバーや刻印
- 価値を左右する付属品の有無
- 保管状態を示すニオイやベタつき
これらのポイントを理解することで、なぜその査定額になったのかを納得しやすくなります。一つずつ見ていきましょう。
ブランドとモデルの最新市場での需要
ブランドバッグの価値は、そのブランドやモデルが「今、どれだけ求められているか」に大きく左右されます。鑑定士は常に最新の市場動向を把握し、買取価格に反映させています。鑑定士が特に注目する市場価値の要素は、以下の通りです。
- 時代を超えて愛される定番モデル
- トレンドによる相場の変動
- 希少性
- ラインによる人気の差
エルメスの「バーキン」やシャネルの「マトラッセ」のように、いつの時代も価値が落ちにくい定番モデルは、安定して高い査定額が期待できます。一方で、海外セレブやインフルエンサーが愛用したことで、特定のヴィンテージモデルの相場が急騰するケースも少なくありません。
また、生産数が少ない限定品や廃盤モデルは、その希少性から高く評価されます。同様に、同じブランド内でも人気の高いラインは、そうでないラインより高く評価される傾向にあります。
バッグ本体の状態
次に鑑定士が注目するのは、バッグ本体の使用感やダメージの有無です。見た目の美しさは、次にそのバッグを使う人の満足度に直結するため、重要なチェックポイントとなります。
まず、外側から見てすぐにわかる以下のような要因は減額の対象になる可能性があります。
- 傷
- シミ
- 汚れ
- 日焼けによる変色
バッグの内側も念入りに確認し、生地についたペンの跡や化粧品の汚れ、経年による素材の劣化具合(剥がれや破れなど)も査定の対象です。
その他にも、鑑定士は以下の点を確認しています。
- 型崩れ
- 素材の劣化
バッグがきちんと自立するかどうかといった型崩れは見た目の印象を大きく左右します。また、革素材の乾燥やひび割れ、エナメル素材の変色や他の物からの色移りといった素材の劣化も査定に影響するポイントです。
角やフチのスレ具合
バッグの中で最もダメージを受けやすく、使用感を正直に示す部分が「角」や「フチ」です。日常的に使用していればどうしてもスレが生じてしまいますが、その程度によって査定額は変動します。
鑑定士は、スレがどの程度深いか、革の下地の色が見えてしまっているかなどをチェックします。また、角やフチ以外にも、以下のような摩耗しやすい部分の状態を確認しています。
- 持ち手(ハンドル)
- パイピング
手で直接触れる持ち手は、黒ずみやひび割れ、付け根部分の劣化具合を確認します。また、バッグの縁を補強しているパイピング部分に、擦り切れや割れがないかも重要な確認ポイントです。これらの部分は修理が難しい場合も多く、査定額に直接影響しやすいポイントです。
金具の輝きやファスナーの動作
バッグの印象を左右する金具の状態や、実用性に関わるパーツの動作もポイントです。鑑定士がチェックする金具やパーツのポイントは、主に以下の4点です。
- 輝きの状態
- 動作の確認
- パーツの純正性
- 保護シールの有無
ブランドロゴが刻印されたプレートや留め具は「バッグの顔」とも言えるため、メッキの剥がれや錆、傷による輝きの状態などを見ています。また、ファスナーやホックがスムーズに開閉できるかといった実用面も確認します。
さらに、ネジが緩んでいたり、非純正パーツに交換されていたりしないかといった点もチェック対象です。近年のモデルでは、購入時に付いている金具の保護シールが残っていると、プラス査定の対象になることがあります。
正規品を証明するシリアルナンバーや刻印
シリアルナンバー(製造番号)やブランド固有の刻印は、その品物が正規品であることの証拠です。近年は精巧な偽造品も増えているため、真贋を判断するうえで重要なチェックポイントの一つです。
ルイ・ヴィトンやシャネル、エルメスなど、ブランドごとに固有の番号や刻印が存在し、鑑定士はそれらの位置や形式を把握しています。
査定時には、これらの番号や刻印が経年劣化によって擦れて読み取れない状態になっていないかを確認します。
価値を左右する付属品の有無
購入時に付属していたアイテムが揃っているかどうかも、査定額を大きく左右する要因です。査定額に影響する付属品には、以下のようなものがあります。
- 箱
- 保存袋
- ギャランティカード(保証書)
- 説明書
- ショルダーストラップ
- 南京錠(カデナ)
- 鍵
- バッグチャーム
これらの付属品がすべて揃っているのが理想といえるでしょう。特にギャランティカードは正規品の証明にもなるため、ブランドやモデルによっては有無が査定額に大きく影響します。
付属品が完備されていると、次に購入する人が安心して購入でき、買取店も高い買取価格を提示しやすくなるのです。
保管状態を示すニオイやベタつき
自分では気づきにくいことが多い「ニオイ」や「ベタつき」は、査定時にチェックされる項目です。次に使う人が快適に使えるかどうかは、再販価格に直結するためです。減額対象となるニオイには以下のようなものがあります。
- タバコ
- 香水
- 防虫剤
- カビ臭
また、日本の高温多湿な気候は、バッグの内ポケットなどに使われる合成皮革の加水分解を促進し、素材のベタつきを発生させやすい環境です。
一度ついてしまった強いニオイや素材のベタつきは、プロでも除去が難しいケースが少なくありません。そのため、再販時の大きなマイナスポイントとなり、査定額が下がる原因となってしまいます。
査定額アップのために家庭でできる3つの準備
査定額を少しでもアップさせるために、ご家庭でできる準備は以下の3つです。
- バッグのホコリや汚れを優しく拭き取る
- 自己流の修理や過度なクリーニングはしない
- 箱や保証書などの付属品を揃える
査定に出す前に一手間加えるだけで査定額が変わる可能性があるので、ぜひ実践してみてください。
バッグのホコリや汚れを優しく拭き取る
査定に持ち込む前に、バッグを綺麗にしておくだけで鑑定士に与える印象が良くなります。まずは、乾いた柔らかい布でバッグ表面のホコリや指紋を優しく拭き取りましょう。
ポケットの中やファスナーの溝に溜まったホコリも綺麗にしておくと好印象です。内側のゴミは掃除機で吸うか、粘着力の弱いテープで優しく取り除くと綺麗になります。
革製品用のクリーナーを使う場合は、成分が素材に合うか、必ず目立たない場所で試してから使用してください。綺麗な状態で持ち込まれると、鑑定士も「大切に使われてきた」というポジティブな印象を受け、査定にも良い影響を与える可能性があります。
自己流の修理や過度なクリーニングはしない
「少しでも綺麗に見せたい」という気持ちから、ご自身で修理やクリーニングを試みるのは逆効果になる可能性があります。特に避けるべき自己流のメンテナンスは、主に以下の3つです。
- 補色クリームの使用
- 接着剤での補修
- 不適切なクリーニング
色褪せを隠すための市販の補色クリームは、プロが見ればすぐにわかり、色ムラの原因となって価値を下げることがあります。また、剥がれた部分を家庭用の接着剤で補修すると、ブランドでの正規修理が受けられなくなる可能性があり、大幅な減額につながります。
革製品を水で濡らしたり洗剤で擦ったりするのも、シミや素材を傷める原因となるため厳禁です。多少の傷や汚れもそのバッグが持つ歴史の一部です。下手に隠そうとせず、そのままの状態で査定に出すのがおすすめです。
箱や保証書などの付属品を揃える
査定に出すと決めたら、付属品がないか今一度探してみましょう。購入時の箱や保存袋、ギャランティカード(保証書)などは、バッグ本体とは別の場所にまとめて保管しているケースが少なくありません。
「こんなところにあった」と、クローゼットや押し入れの奥など、意外な場所から出てくる可能性もあります。付属品の有無で数千円から、時には数万円もの査定差が付くこともあります。
「あったはず」では評価に繋がらないため、必ず現物を用意してバッグと一緒に持ち込みましょう。
その他の高く売るコツは以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
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査定の知識を身につけてつくばで納得のいくブランド買取を実現しよう!
鑑定士は、ブランドの市場価値から、バッグ本体・金具の状態、付属品の有無、ニオイに至るまで、あらゆる角度から総合的に価値を判断しています。どのような点が評価され、何が減額に繋がるのかを知っておくと、ご自身の納得のいく価格で売却するうえで重要です。
正しい知識は、あなたの大切な資産を守るための心強い味方になります。この記事を参考に、あなたの大切なバッグが持つ本当の価値を確かめてみましょう。
ブランドバッグをどこで売るのがおすすめかについては以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
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